フィリピンの歯科治療ボランティアから帰ってきました。
去年台風で壊滅的な被害を受けたこの島は、一年経った今でも完全な復興はしていませんでした。
私たちが空港に到着し、村に送ってくれた自転車タクシーをみんなが手を降って笑顔で迎えてくれましたが、その後ろの風景とは対照的でした。
ボランティアで来ているにもかかわらず、たくさんのおもてなしを受け、人々のあたたかさに触れました。
村人の口の中はむし歯だらけでした。この島では、むし歯になったら痛みをとるためには抜くという選択肢しかありません。
小さな子の、これから死ぬまで何十年も使うはずだったはえたての大人の歯を抜くことは、とても胸が苦しかったです。
表情は恐怖でいっぱいにもかかわらず、自ら口を開く子どもたちの姿が忘れられません。
ここには書ききれないほどの貴重な経験をしました。
現地の警察官にアシストをしてもらうわたし。これも貴重な体験のひとつ。